トロイの木馬とは、主にファイルなどのデータを入手することを目的とした不正なプログラムです。
コンピュータウイルスは毎日何万、何十万という数が新たに生み出されています。そんな中で「トロイの木馬ウイルス」って名前を聞くことはありませんか?
ウイルス対策ソフトでウイルススキャンをすると「 Trojan Horse 」、「 Troj.Unknown 」、「 Backdoor.Troj 」等のTrojanの表示があるものが検出されることがあり、これがトロイの木馬ウイルスに該当します。
トロイの木馬ウイルスはパソコン内にインストールされているソフトウェアに寄生する特徴を持ったウイルスのことを呼びます。トロイの木馬ウイルスは機能ではなく、特徴で分類されるので、想定外の被害を及ぼす可能性を秘めた、ウイルスの中でも相当危険なものと認識して下さい。ただし、トロイの木馬ウイルス自体に感染能力がないので、他人のパソコンへウイルスを感染させることはありません。
トロイの木馬ウイルスの種類
下記のようなものが代表的です。
1. 新たなウイルスをダウンロードするタイプです。感染後に、パスワードの漏えいや、広告表示を行うアドウェア(アドウェアから偽セキュリティソフトに感染)に感染するケースが多く、金銭被害に拡大する可能性もあります。
2. 感染したパソコンを外部から遠隔操作することを可能にしてしまいます。感染してしまうと、不正アクセスの踏み台に利用されてしまいます。たとえば感染したパソコンを経由して、企業サイトの不正侵入に利用されてしまうなど、被害者であり、加害者にもなってしまいます。またパソコン内に保存してあるデータが流出する可能性もあるので注意しましょう。
3. ネット銀行のパスワードを漏えいするものの他に、送金情報を改ざんするタイプのウイルスも報告されています。例えば、オンライン振込で送金ボタンをクリックすると、その口座情報を改ざんしてデータを送信してしまいます。この場合、情報が瞬時に悪用されてしまうため、防ぐ手段がありません。
その他、どのような悪さをするウイルスであるか解明できないものもあります。また、誤検出(ウイルス対策ソフトの間違い)の可能性もあります。
トロイの木馬ウイルスへの対策
トロイの木馬ウイルスを予防するためにはウイルス対策ソフトを使いましょう。またWindows や各種アプリケーションソフトを最新の状態にアップデートし、欠陥を修正します。
また、海外のフリーゲームやファイル共有ソフトで拾ってきたファイルにトロイの木馬ウイルスが含まれることもあるため、ダウンロードする際は作成元の信頼性を必ず確認しましょう。
トロイの木馬ウイルス感染時の注意点
トロイの木馬ウイルスの中には、ウイルス対策ソフトの駆除作業を妨害するような種類もあり、感染してしまうとパソコンの動作が不安定になってしまうこともあります。ウイルス感染してしまった際は、すぐにバックアップを取り、駆除作業を行いましょう。